特定非営利活動法人しまね子ども支援プロジェクト

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子どもたちの実態

ひとり親家庭の貧困率44.5%

厚生労働省の「国民生活基礎調査」(2021年)によれば、日本における子どもの相対的貧困率は、11.5%(約8人に1人)となっていますが、ひとり親世帯に限定してみるとその率は44.5%(約2人に1人)まで跳ね上がります。
また、同省の「全国ひとり親世帯等調査」(2021年)によれば、ひとり親世帯のうち、父子世帯の平均年間就労収入が496万円であったのに対し、母子世帯の額は236万円となっており、母子世帯の方がより厳しい状況であることがうかがえます。

およそ2人に1人が1日3食が摂取できない現実

「認定NPO法人しんぐる·まざあずふぉーらむ」(東京都千代田区·理事長·赤石千衣子氏)が実施した「2023夏ひとり親生活貯調査」では、さらに厳しい生活の状況を垣間見ることができます。

家族全員分の食費が2~3万円

2023年7月の家族全員分の食費を1万円刻みで尋ねたところ、「2~3万円」が約200世帯弱で最も多く、次いで「1~2万円」が150世帯弱と多くなっています。
単純に30日で割ると333~1,000円となりますが、あくまで家族全員の食費ですので、2人家族なら167~500円、3人なら111~333円となり、その窮状が窺えます。

44%(約2人に1人)が1日3食を摂取できていない

子ども(子どもが複数いる場合は末子)の食事回数を尋ねると、1日2食が40.2%、1食が3.8%となっています。

米を買えないことがあった43.9%

「7月に家族が必要とする米が買えなかったことがありましたか」という問に対し、「よくあった」が14.4%、「ときどきあった」が29.5%となっており、両者を合わせると43.9%にのぼります。また、「ほとんどなかった」21.9%を加えると、その率は65.8%(約3人に2人)にまで跳ね上がります。

その他自由記述

・エアコンをつけない…というか、つけられない。 食事の回数を減らす。(親は一日一食) 衣類は買わない
・子どもの習い事を辞めさせた
・電気代の節約のため、基本的にエアコンは使用しない。契約電力は10Aに
・移動は徒歩か片道20キロまでなら自転車
・1つの部屋に集まり他の電気は使わない。トイレはみんなでして一気に流す

50世帯に1世帯が児童扶養手当受給世帯

ひとり親世帯のうち、所得が低い世帯には児童扶養手当が支給されます。その所得制限の額や支給額は世帯の人数等によって異なりますが、子ども1人の家庭で約230万円、子ども2人で約268万円以下の世帯が受給対象となっています。

令和4年10月に出雲市に聞き取りを行ったところ、その世帯数は1,400との回答をいただきました。また、令和5年4月に大田市に聞き取ったところでは約260との回答をいただきましたが、いずれの数字も実に総世帯数の約2%にあたります。

必要なニーズと支援ボリュームの乖離があるのでは?

島根県内では、様々な子ども食堂やフードバンクがあり、皆さん懸命に活動を展開されています。

しかしながら、こうした方々のご努力以上に大きな支援ニーズが存在しているのではないかと考えています。
そこで、まずは、出雲市内に「コミュニティフリッジ出雲」を設置することといたしました。

> コミュニティフリッジ出雲について